クラウド会計ソフトのメリット・デメリット

ここ最近、急速に導入が進んでいるクラウド会計ソフトですが、これまでの会計ソフトと比べて、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
※クラウド会計とは:パソコンにインストールせず、クラウド上(ウェブブラウザ上)で動作する会計ソフト

 

メリット

  • インストール不要(ネットさえ繋がれは良い)
  • WindowsだけでなくMacでも使える
  • 銀行&クレジットカードの取引明細を自動取込
  • 勘定科目の自動提案・仕訳の学習機能
  • データはクラウド上に保存→バックアップの心配なし
  • 使い方によっては安い

 

具体的に、一つ一つ細かく見ていきます。

 

インストール不要(ネットさえ繋がれは良い)

クラウド上(インターネットのブラウザ上)で動作するので、パソコンにインストールする必要がありません。
つまり、特定のPCに依存しないため、故障などがあっても別のパソコンからすぐに会計データへアクセスできます。

 

また、パソコンだけでなく、タブレットやスマホからデータを確認することも可能です(入力はさすがにパソコンが便利です)

 

WindowsだけでなくMacでも使える

クラウド上(ウェブブラウザ上)で動作するので、パソコンのOSに関係なく動作します。
どのクラウド会計ソフトも、主だったブラウザ(インターネットを閲覧するソフト)に対応しています。

対応ブラウザ
  • Internet Explorer
  • Firefox
  • google Chrome
  • safari(Mac)

Macのブラウザ「safari」に対応しているので、Mac上でも動作します。

 

これまでメインPCはMacなのに、経理のためにWindowsパソコンも持ち続けてきた方もいるのではないでしょうか?
もうMacだけでも大丈夫です!

 

銀行&クレジットカードの取引明細自動取込

ここがクラウド会計ソフトの最大の特徴であり、最大のメリットかもしれません。
銀行やクレジットカードの取引明細を自動で取り込めるので、いちいち入出金を記帳(ソフトに入力)する必要がありません。
これは本当にラクチンです!取引が多くなれば多くなるほど手間が省けます(事業専用の口座、カードを用意しておくとよりラクになります)

 

勘定科目の自動提案・仕訳の学習機能

勘定科目の自動提案機能や、仕訳の学習機能があるので、仕訳入力をすればするほど、使えば使うほど入力がラクになっていきます。

 

データはクラウド上に保存→バックアップの心配なし

パソコンにインストールして使用する会計ソフトだと、パソコンが壊れたら中のデータにもアクセスできなくなってしまいます。
しかし、クラウド会計ならデータはすべてクラウド上(インターネット上)に保存されますので、経理データ保管に関して安心感が高まります。

 

使い方によっては安い

まずはPCにインストールする会計ソフトですが、個人事業主の確定申告・青色申告の定番といえば、やっぱり「弥生」です。
「やよいの青色申告16」の値段は、実売価格が12,000円くらいです。
毎年購入する必要はありませんが、消費税アップ等、大規模な税制変更があれば、それに対応した新しいバージョンを購入する必要があります。
また、サポートは別料金。ソフトウェア単体の価格です。

 

一方、クラウド会計ソフトですが、
いちばん安価に使えるのが「MFクラウド確定申告」です。

 

 

MFクラウド確定申告

freee

弥生会計クラウド

無料会員期間

ずっと(月間仕訳15件迄)

データ保存期間1ヶ月

最大2ヶ月

無料で青色申告決算書

◎対応

×非対応

×非対応

有料プラン比較

※個人事業主向けプラン

年額8,800円(電話・メール・チャットによるサポート有)

年額9,800円(メール&チャットサポート)

・年額8,640円(サポート無) ・年額12,960円(サポート有)

データ自動取得

◎ 金融機関3,595社 ※2015/11/8時点

MoneyLook・Zaimなど外部サービスとの連携が必要

 

価格は
基本無料(月間仕訳件数15件まで)
有料でも大手3社で一番安い(月額プラン800円/月 ・ 年額プラン8,800円)です。

 

他のクラウド会計ソフト(freee・やよいの青色申告オンライン)は無料で使える期間が定められていますが、MFクラウド確定申告は「月間の仕訳件数」が基準となります。
ですので、
開業したばかりの方や、仕入等が発生しないIT系フリーランスの方などは、しばらく無料のまま使えちゃいます。
また、有料プランも他のクラウド会計ソフトよりもサポート付きなのに安いです。

 

無料で使う期間が長ければ長いほどオトクですし、有料会員になってもこれまでのメリットを考えれば、決して高く無いと言えます。

 

デメリット

デメリットについても触れていきます。

  • 動作が遅い?
  • 使い方によっては高い

 

こちらも具体的に見ていきましょう。

 

動作が遅い?

動作がインターネット通信環境に左右されるので、通信が遅い環境だと会計ソフトの動作が遅くなります。

 

使い方によっては高い

まずは価格を比較してみます。

 

やよいの青色申告16

実売12,000円前後
(2年使用で年6,000円、3年使用で年4,000円 ただしサポートは別)

 

MFクラウド確定申告

基本無料(月間仕訳件数15件まで)
有料会員:月額プラン800円/月 ・ 年額プラン8,800円(サポート付き)

 

基本無料の範囲内で長期間利用するなら、クラウド会計の方がオトクです。
有料プランの場合、サポートなしで2年3年と使い続けるのであれば、インストールするタイプの会計ソフトのほうが安くなります。
ただし、一切のサポート無しで使い続けられる方は、何度も確定申告を経験している方や、簿記の知識が豊富な方だけかと思います。

 

一方、MFクラウド確定申告は電話・メール・チャットによるサポートがあります(無料会員でも有料会員でも利用OK)。
また、ソフトウェアは常に最新版にバージョンアップされるので、毎年の細かい税制変更にも随時対応できます(=ソフトの買い直しや有料アップデートの必要なし)

 

総合すると
メリットのほうが大きいのではないでしょうか?
私も実際に、MFクラウド確定申告を使っています。

 

興味をもたれた方は、一度チェックをしてみて下さい。

 

↓↓まずは無料でお試し↓↓